「数字の意味」
「博士の愛した数式」の作品から、あらためて思う「数字」について。
ただの数字に、「美しい」「潔い」とか、およそあてはまるとは思えない表現。しかし数学の博士が語ると、それだけでひとつのものがたりになる。
単なる0から9までの数の並びに、まるで何か意味をもたらすかのように。
年号、月日、番地、暗証番号、車のナンバー、記念日(誕生日)、電話番号…
あらゆる数字に、個々を識別させる役割を担っている。
あまりにも何気ないただの数字なのに、いのちを吹きかけられた感じがする。
携帯電話のナンバーポータビリティが始まった日。
番号11ケタに並んだ数字を見て、なにか特別な関係がないか探ってみたくなった。しかし、同じ数字が重なるだけで、ゴロがいいとしか思えない発想の貧困さ。
夕べに下4桁の数字で探してみようと誘ったが、だれも話にのらない、さみしさよ。ロマンがないわ・・・
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